ロレックスの様々なモデルの中に「サブマリーナー」というモデルが存在します。
ロレックスは完全防水に対してとても強い力を入れてきました。
その時油田探索など世界の海底調査が活発化してきた1950年代に本格的なダイバーズモデルのサブマリーナーを誕生させました。
このサブマリーナーは誕生をしてから半世紀以上の時間を掛けて多くのモデルチェンジを重ねてきました。
モデルチェンジはロレックスの特徴とも言われることであり、このサブマリーナーはそのおかげで常にロレックスのスポーツモデルの象徴と言われるほどの時計へと進化しました。
サブマリーナーとは?
ロレックスは1926年にオイスターケースという腕時計業界を震撼させる発明をして以来、ロレックスにとって防水性能は他社に負けることが許されない重要な技術となりました。
このことから1950年代になるとロレックスは3大発明の防水性や耐久性などの高度な技術を用いて、特別な腕時計開発を始めていきました。
そうして生まれたロレックスの特殊とされるモデルの第一号が当時としては「究極の防水時計」でもあるサブマリーナーとなりました。
このサブマリーナーの高い防水性は海中に潜る人、いわゆるダイバーにとっては必要不可欠な機能です。
ダイバーの人々はこのような腕時計を待ち望んでいたのではないかと思われます。
そしてこの防水性能は年を重ねる毎に技術が進歩し、より崇高な時計へと進化していきました。
初代のサブマリーナーの100メートル防水性能から始まり、今現在の防水性能は300メートルまで上昇しており、大きな進化を遂げています。
防水性能の進化過程
Ref.6204~Ref.5508=防水性能100メートル
Ref.6200~Ref.5517=防水性能200メートル
Ref.14060~=防水性能300メートル
サブマリーナーの長い歴史
サブマリーナーは長い歴史を経て今現在のモデルへと進化し続けてきました。
そのため、初代のサブマリーナーから今現在に至るまで様々なサブマリーナーのモデルが存在しています。
今回はそのようなサブマリーナーの長い歴史を簡単に説明していきます。
1953年誕生 初代サブマリーナー Ref.6204
このモデルはサブマリーナーの初代モデルとなり、100メートルの防水性能を搭載しています。
更に潜水時間を測るために、回転ベゼルが搭載されているモデルとなっています。
この時期からロレックスは防水性能で他社に差をつけるために200メートルの防水性能を搭載しているRef.6200も開発しています。
1950年代の後半にはサブマリーナーで初とされる「リューズガード」も搭載され、ダイバーズウォッチとしての機能を更に上昇させることに成功しました。
1960年に世界潜望記録を樹立
1960年に潜水艇トリエステ号の世界潜望記録をサブマリーナーは樹立しました。
潜水艇の外側にオイスターの特殊モデルが装備されました。
そしてなんと、1万908メートルの深海となっても常に動き続けるということを立証しました。
この立証は世界に大きな新刊を与え、この快挙がサブマリーナーの信頼性を大きく高めた大きな理由となっています。
1980年代に防水性能は水深300メートルへ
1980年代となり、サブマリーナーの防水性能は水深300メートルまで進化しました。
回転ベゼルは初代の時から搭載されているものでしたが、この時、潜水時間の計測ミスを防ぐという理由から逆回転防止機構が搭載されました。
ダイバーにとって潜水時間はとても重要となるポイントとなります。
ロレックスはそのダイバーにとってより良い時計を開発したのです。
2010年にゼンマイが帯磁性に優れた素材へ変更
2010年にムーブメントをCal.3135に変更し、リニューアルしました。
キャリバーナンバー自体は旧モデルと同一ですが、ヒゲゼンマイが新たなタイプとされるパラクロムゼンマイに変更されています。
このゼンマイの特徴は、温度変化に強いことと、耐磁性にも優れる特殊素材からつくられているということです。
このようにサブマリーナーは長い年月を掛け、大きく進化しています。
サブマリーナーの特徴
サブマリーナーにはカレンダー機能が搭載されている「サブマリーナーデイト」とカレンダー機能が搭載されていない「サブマリーナーノンデイト」という2種類が存在しています。
今現在基本的にはカレンダー機能が搭載されている時計のことをサブマリーナーと指すことが多いとされています。
このようなサブマリーナーですが、多くの特徴を持っており、サブマリーナーを使用している人たちはその特徴に惹かれて使用しているのだと思われます。
ということで、今回はサブマリーナーの特徴を簡単に説明していきます。
潜水時間を測定するための回転ベゼルを搭載
ダイバーにとって潜水をしている時間の計測は絶対に必要となる情報です。
そのためにサブマリーナーは回転ベゼルを搭載し、潜水開始から何分経過したのかを一目でわかるようにとしました。
その後逆回転防止機能も搭載されたので更に正確に時間を測ることができるようにとなりました。
ねじ込み式リューズの搭載
リューズをねじ込み式にすることによってより高い気密性を実現させました。
このリューズ部分が緩んでいたりすると防水機能が十分に機能しなくなる可能性もあるのでこのねじ込み式リューズが使われました。
夜光インデックスと指針
サブマリーナーの文字盤は黒色や、濃い青色など暗い色が使われることが多いです。
それはダイバーならではのためにそのようにしてあり、周辺の魚を刺激しないために作られています。
暗い文字盤で海底に居ても計の位置が読み取れるようにと液光インデックス&指針が組み合わさったデザインはダイバーズウォッチの定番デザインでもあります。
素材は904Lスチール
これまでの高級ブランドはほとんどステンレススチール素材に「316L」という素材を使用していました。
同じようにロレックスも同じ「316L」を使用していましたが、1985年に時計ブランドの初として「904L」という素材を使用しました。
これは316Lよりも耐触性と堅牢さに長けている素材となっています。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
ロレックスのサブマリーナーについてまとめてみました。
ロレックスは元々資産価値のある時計としてとても有名なブランドとなっていますが、資産価値だけではなく、ここまで実用性を高めた最高の時計となっています。
サブマリーナーはダイバーの人々にとってはここまでに無い最高の腕時計となっているのではないでしょうか。
そんなロレックスのサブマリーナですが、もちろん購入する時には高級ブランド時計となるので簡単に手が届く範囲の時計ではないかもしれません。
中古なども販売されていますが、そのロレックスに本物という保証はありますか?
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