ロレックスはサブマリーナーでダイバーズウォッチとしての実績を築き上げてきましたが次に挑んだのは今まで以上の防水への挑戦、まさに「深海への挑戦」でした。
そしてロレックス社は飽和潜水に適応できるように「ヘリウムエスケープバルブ」を新しく開発しました。
この機構により、ダイバーズウォッチは革新的な進化を遂げることができました。
この進化によって生まれたのがシードゥエラーとなります。
今回は深海へと挑戦をしたシードゥエラーについてご紹介していきたいと思います。
シードゥエラーの誕生秘話
シードゥエラーの開発には、フランスのマルセイユに本拠地を置いている世界最大の潜水専門の会社である、コメックス社が大きく関係しています。
1960年代にロレックスを支給していたコメックス社でしたが、大深度へ潜水を可能にした飽和潜水の時に、時計の風防が吹き飛ぶという事件が発生してしまいました。
これは潜水に必要な震度圧を調整するために加圧されたヘリウムガスが、浮上をする際に時計内部で膨張することが原因と明らかになりました。
この事件を機に、ロレックスはコメックス社の協力と共に、大深度潜水に対応のできるシードゥエラーを開発しました。
この事件の原因となったヘリウムガスに対応するために、ヘリウム・エスケープバルブというヘリウムガスを排出できるものを搭載し、進化を遂げたシードゥエラーが誕生しました。
時計内部だけでなく、この時同時に、ケースもサブマリーナーよりも厚く頑丈なケースに変更することによって、高い水圧にも耐えられるようにと一新されました。
防水機能は現在最高で3,900mまで耐えることのできるモデルも存在しています。
シードゥエラーの魅力追及
さて、シードゥエラーの魅力はどこにあるのでしょうか。
様々なモデルがある中、シードゥエラーを購入する方々には理由があるはずです。
その理由となるシードゥエラーの魅力についてご紹介していきます。
1000mを超える防水機能を搭載
シードゥエラーの最大の特徴とも言える防水性です。
その防水性の能力は4,000フィート=1,220mを誇っています。
同じ防水性を持つダイバーズウォッチとされているサブマリーナーの約4倍以上の水深まで耐えられるほどの防水性を誇っています。
しかし、シードゥエラーの防水性はここで止まりません。
2008年に誕生したRef.116660は3,900mの水深まで耐えることができるという驚きの防水性を誇っています。
このようなことからシードゥエラーを購入するお客様は防水を第一に考えている人が多いのではないかと予測することができます。
ダブルエクステンションシステム
深い所まで潜水する場合はウエットスーツを着用します。
ウエットスーツを着用した場合、その上から時計を装着するということになるので、シードゥエラーはそのようなときのために、バックルは時計を外さずにブレスレットの調整を行えるようにしました。
そうすることによってウエットスーツを着たままの状態でも毎回コマを調整することなく合わせることができるようになりました。
自動減圧バルブ
大深度に潜水をした際に時計の破損を防ぐためにと、ケースからヘリウムを排出する自動減圧バルブを搭載しました。
これは初代シードゥエラーに搭載して特許を取得した技術が深海飽和潜水の発展に大きな貢献を果たしました。
逆回転防止ベゼル
潜水時間を測定するためのベゼルの目盛は60分まで1分刻みとなっています。
空気の残量によって命が関わってくるダイバーにとって誤作動などでベゼルが勝手に動いてしまうということは致命的となってしまいます。
そのためにこの逆回転防止ベゼルが搭載されました。
サイクロップレンズの有無
ロレックスには沢山のモデルが存在し、多くのロレックスに搭載されているデイト機能にはカレンダーの視認性を高めるためにという理由でサイクロップレンズがついています。
しかしRef.126600より前のシードゥエラーには防水性を高めるためにとサイクロップレンズは搭載されていませんでした。
潜水のプロ用として作られたシードゥエラーには水圧が集中して風防の強度の確保ができず故障してしまう可能性があるという理由からこのようになりました。
しかし、Ref.126600より、サイクロップレンズが備えられています。
いかがでしたでしょうか。
シードゥエラーの魅力はこの他にも沢山ありますが、基本的には潜水のプロが使うという目的のために様々な改良がなされたロレックスとなります。
まとめ
今回はロレックスのシードゥエラーについてまとめさせていただきました。
いかがでしたでしょうか?
特にダイバーの方々はこのような時計を求めているのではないでしょうか?
ロレックス以外の他のブランド時計にも防水に力をいれているものはありますが、防水体性や実用性、資産価値を共にしているのはロレックスのみとなります。
購入して長く着用して終わり、というわけではない時計となります。
私たちラフテルは、ロレックスの全モデルの買い取りに力を入れています。
お客様からのお問い合わせで、「動いてないけど買い取りは可能?」、「傷がついてるけど値段つかないよね?」などのお問い合わせも沢山あります。
しかし、そのようなロレックスでも私たちラフテルは力を入れて買い取りを行っています。
そして、本社は東京となりますが、遠方のお客様にもしっかりと対応ができるようにと「店頭買取・出張買取・宅配買取」の3つをご用意しております。
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それでは、沢山のお問い合わせ、お待ちしております。